審神者日和

とうらぶから刀剣鑑賞にハマった審神者ナカアキのブログ

【2016年8月10日】徳川美術館【岐阜・名古屋遠征後編】

  この記事は2016年8月10日に徳川美術館(愛知県名古屋市)展示を鑑賞した際のレポート(後編)となります。こちらは8月9・10両日の岐阜・名古屋遠征の後編という位置づけとなります。9日のレポート(前編)も併せてご覧いただけると幸いです。

saniwanakaaki.hatenablog.jp

 

 

 

 ついに10日から同時公開スタートです。

 

続きを読む

【2016年8月9日】垂井町探訪【岐阜・名古屋遠征前編】

 この記事は2016年8月9日に岐阜県垂井町を観光した際のレポートとなります。こちらは8月9・10両日の岐阜・名古屋遠征の前編という位置づけとなります。

 

 

 岐阜県不破郡垂井町(たるいちょう)は県の西部、地図上は滋賀や愛知の県境にほど近く、岐阜県大垣市岐阜市のベッドタウンの1つとされています。

 この地は織田家の家臣であり、羽柴秀吉の与力および参謀として名高い竹中半兵衛重治公をはじめとする戦国武将ゆかりの地です。また不破郡関ヶ原町に隣接しており、当町も関ヶ原の戦いで毛利秀元軍などが陣を置いた南宮山が立っています。

 

 好きなんです、竹中半兵衛公、と黒田官兵衛公(両兵衛・二兵衛)。おらが歴史沼にのめり込んだきっかけの武将です。

 

続きを読む

【2016年7月17日】永青文庫、日野市探訪

 この記事は2016年7月17日、永青文庫(東京都文京区)の夏季展『歌仙兼定登場』、ならびに東京都日野市内で新選組ゆかりの地を散策した際のレポートです。

 

 永青文庫熊本藩主細川家伝来の美術品、歴史資料や、設立者である16代 護立氏の収集品等が収蔵されています。現在の当主は元内閣総理大臣 18代 護熙氏。

 熊本城二の丸(熊本県熊本市)にある熊本県立美術館が「永青文庫展示室」を設け、永青文庫所蔵品の一部を展示しています(前田育徳会と同様ですね)。そのほか、東京国際空港第2旅客ターミナル内「ディスカバリーミュージアム」でも所蔵品の一部が展示されることもあるそうです。

 

 永青文庫 (公式サイト。ツイッターへのリンクもあり)

 

続きを読む

【2016年5月28日】石川県立美術館

 この記事は2016年5月28日、石川県立美術館(石川県金沢市) で開催された「名物前田藤四郎と甲冑・陣羽織」を観賞した際のレポートとなります。

 

 

 石川県立美術館は金沢城公園や金沢21世紀博物館からは少し離れ、兼六園の南東に位置しています。

 加賀前田家の収集した書物文化財は、東京都目黒区にある前田育徳会尊經閣(そんけいかく)文庫に所蔵されています。こちらには展示に利用できる施設はないため、石川県立美術館内の「前田育徳会展示室」にて公開されています(尊經閣文庫分館)。

 

www.ishibi.pref.ishikawa.jp

 

続きを読む

【2016年5月8日】 登米懐古館特別展 珍刀・宝刀《Part2》& 馬具(鞍・鐙)(旧ブログから転載)

* この記事は2016年5月に旧ブログ(Tumbler)に記載したものを転載しております。

 文中の刀剣に関する語句、説明等は当時のまま移しましたので、語法の誤りが散見されるかと思います。ご了承下さい。

 

序文

 これは登米懐古館(宮城県登米市登米町)にて4月16日より開催している、刀剣ならびに馬具の展示会の参加レポートです。

 懐古館では、同館所蔵あるいは個人蔵の刀剣の展示を定期的に行っており、また昨年度の特別企画展「わが家の珍刀・宝刀と戦国変わり兜・胴」のように刀剣以外の展示も非常に珍しいものを観賞できる特徴があるように感じます。
 今回、期間中のイベントとして刀剣・馬具の説明会があると知り…

 「あ、行くしかない」(既視感)

 以降本文では、「おっかなびっくりだった昨年とは違うのさ! じっくり観賞してやる!」と意気込んで高速バスに乗り込んだ在仙審神者のメモ、少しの解説と考察を記していきます。此度も長文となりますが、お付き合いいただければ幸いです。

 

続きを読む