所有刀剣を撮影しました(脇差 阿州師久作)
先日お迎えした脇差の師久さん(刀剣をお迎えしました - 審神者日和 (hatenablog.jp))を、改めて撮影しました。
撮影環境としては、
・自室(窓が近いので自然光あり・遮光の両方で撮影)
・百均のワイヤーフレーム+滑り止めマット+黒布で背景を作成
・照明は消したり1つだけ点灯したり
・カメラは一眼ではないデジカメ(OLYMPUS TOUGH TG-5):顕微鏡モードも試しましたが、いい画が撮れず断念
前回も感じましたが、生身の刀剣の撮影ってすごく神経を遣いますね... 刀身もだし、脇に置いた白鞘や鎺を傷つけないか終始心配で。
まあ、自分の刀だから好き放題の置き方・アングルで撮影できるのはメリットでした。
差表側から何枚かピックアップ。
前回も言及した地鉄の肌立つ感じ、樋の中の肌目がよく撮れていますね。一方で刃文がうまく捉えられてないです。映りは何とか分かる範囲。
これまで博物館で鑑賞してきた名刀は、地鉄が澄んでいたり刃文が冴えたものが多く、またライティングが素晴らしいからこそ、良さが際立っていたんだなと痛感します。
続きまして差裏側。
茎も好きなんです。錆の具合といい、銘が分からん位置に開けられた目釘穴といい。
そう言えば、現在は上の穴にだけ目釘を差すんですよ。磨上げなのはそうなんですが、生ぶで銘に穴を開けることはしないはずだから、拵を替えたか、ひょっとして2回磨上げられた可能性もある?
※銘を刻む位置と目釘穴の関係に詳しくないです。
磨上げだし、歳相応に研ぎ減りもしているし。往時はどういう姿をしていたのかなあ、と思いを馳せる秋の一日。