審神者日和

とうらぶから刀剣鑑賞にハマった審神者ナカアキのブログ

【追記あり】所有刀剣を撮影しました(脇差 阿州師久作)・その2

所有刀剣の記録の第二弾として、今回は刃文を中心とした写真撮影に挑みました。

第一弾はこちらの記事(所有刀剣を撮影しました(脇差 阿州師久作) - 審神者日和 (hatenablog.jp))をご覧下さい。

前回との主な違いは、『光源に白熱電球(60W)+クリップライトを使用』『背景は黒布のみ(前回使用したもの)』といったところです。光量が十分とれたためか、LED照明では見えにくかった刃縁の様子などがよく観察できたかと思います。

一方で、撮影となると思う箇所に光を当てにくく難航しました...。これは完全にセッティングが悪かったですね。天井とか、もっと高所から照らさないと正直厳しいかも。

 

カメラは前回と同じくOLYMPUS TOUGH TG-5を使用しました。スマホカメラに単眼鏡を当ててみたり色々試行錯誤したのですが、結局通常のデジカメに落ち着いた感じです。なお、フラッシュをマニュアルの1/13の光量で設定しています。

 

帽子は、表裏とも小丸に返り、表は返りの先端が鋒へ少しほつれているように見えます。海部刀の帽子は返りが深く「一枚」風(※)の特徴があることですが、本刀はそこまで深くはないですね。

※「一枚帽子」は鋒のほとんどが焼き刃になるほど深い焼き入れが施された帽子。郷義弘や長船祐定の作刀に見られるそうです。

 

【注意・2023年3月10日追記】

帽子(切先の刃文)について上に記載していましたが、「小丸に返る」というのは刃取(白いライン)を指して述べていました。本来の刃文はもっと刀身側にある鉄色のラインで、写真だと鋒に掃きかけているように見えます。

 

地鉄は板目、杢目が交じり沸え出来。特に刃縁はザラザラ、キラキラしています。

 

 

まるでピントが合っていないけれど、映りが撮れた一枚。


光を当てた辺りに、前回撮影時に気づいたヒケ疵。こういうことも記録に残しておきましょう、大事に扱いますごめんね......

 

この辺りで力尽きたので、今回はここまで。