審神者日和

とうらぶから刀剣鑑賞にハマった審神者ナカアキのブログ

【2016年7月17日】永青文庫、日野市探訪

 この記事は2016年7月17日、永青文庫(東京都文京区)の夏季展『歌仙兼定登場』、ならびに東京都日野市内で新選組ゆかりの地を散策した際のレポートです。

 

 永青文庫熊本藩主細川家伝来の美術品、歴史資料や、設立者である16代 護立氏の収集品等が収蔵されています。現在の当主は元内閣総理大臣 18代 護熙氏。

 熊本城二の丸(熊本県熊本市)にある熊本県立美術館が「永青文庫展示室」を設け、永青文庫所蔵品の一部を展示しています(前田育徳会と同様ですね)。そのほか、東京国際空港第2旅客ターミナル内「ディスカバリーミュージアム」でも所蔵品の一部が展示されることもあるそうです。

 

 永青文庫 (公式サイト。ツイッターへのリンクもあり)

 

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【2016年5月28日】石川県立美術館

 この記事は2016年5月28日、石川県立美術館(石川県金沢市) で開催された「名物前田藤四郎と甲冑・陣羽織」を観賞した際のレポートとなります。

 

 

 石川県立美術館は金沢城公園や金沢21世紀博物館からは少し離れ、兼六園の南東に位置しています。

 加賀前田家の収集した書物文化財は、東京都目黒区にある前田育徳会尊經閣(そんけいかく)文庫に所蔵されています。こちらには展示に利用できる施設はないため、石川県立美術館内の「前田育徳会展示室」にて公開されています(尊經閣文庫分館)。

 

www.ishibi.pref.ishikawa.jp

 

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【2016年5月8日】 登米懐古館特別展 珍刀・宝刀《Part2》& 馬具(鞍・鐙)(旧ブログから転載)

* この記事は2016年5月に旧ブログ(Tumbler)に記載したものを転載しております。

 文中の刀剣に関する語句、説明等は当時のまま移しましたので、語法の誤りが散見されるかと思います。ご了承下さい。

 

序文

 これは登米懐古館(宮城県登米市登米町)にて4月16日より開催している、刀剣ならびに馬具の展示会の参加レポートです。

 懐古館では、同館所蔵あるいは個人蔵の刀剣の展示を定期的に行っており、また昨年度の特別企画展「わが家の珍刀・宝刀と戦国変わり兜・胴」のように刀剣以外の展示も非常に珍しいものを観賞できる特徴があるように感じます。
 今回、期間中のイベントとして刀剣・馬具の説明会があると知り…

 「あ、行くしかない」(既視感)

 以降本文では、「おっかなびっくりだった昨年とは違うのさ! じっくり観賞してやる!」と意気込んで高速バスに乗り込んだ在仙審神者のメモ、少しの解説と考察を記していきます。此度も長文となりますが、お付き合いいただければ幸いです。

 

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【2016年5月3日】さむらい刀剣博物館GWイベント、結城市探訪

 この記事は2016年5月3日、さむらい刀剣博物館(栃木県真岡市) の特別展示、ならびに茨城県結城市を探索した際のレポートとなります。

 

 とうらぶを始めて1年4ヶ月、つまり御手杵の槍に会いに初めて結城市を訪ねてちょうど1年です。今年のGWはどこを訪ねようかあれこれ調べたところ、栃木県真岡市にあるさむらい刀剣博物館のイベントが目に留まりました。

 

 

 ツイッターでこちらの博物館、鑑賞レポートをよく見かけていたので、いつか行こうと考えていた... 今でしょう!

 

 というわけで、今年のGWも思いつきで刀剣鑑賞の旅となりました。

 

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【2016年4月17日】前橋東照宮 徳川家康公薨去四百年東照宮祭禮:御手杵の槍奉納

 この記事は2016年4月17日、前橋東照宮群馬県前橋市)で開催された「御手杵の槍」奉納祭禮に参加した際のレポートとなります。 

 今回奉納される槍は、松平大和守家第17代 松平直泰氏が依頼したもので、昭和5年に撮影された写真を頼りに、刃の溝の深さや幅などを推測して復元したそうです。また、刀身は鍛造や鋳造でなく切削加工したとニュース記事で読んだ覚えがあるのですが、すでに古い記事のため見つかりませんでした。

 

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